東京都町田市成瀬と横浜市青葉区の県境に、成瀬尾根と呼ばれる小さな里山があります。 1980年後半宅地造成計画が持ちあがった中、この地に暮らす女性たちがこの会を立ち上げ、緑地保全の署名運動を行い、行政や地権者と幾度とない折衝を重ねやっと守った貴重な自然です。

その後、「成瀬の自然を守る会」は尾根道の清掃、補修、枝打ち、草刈りなどの活動を継続し、今では町田市民、隣接する横浜市民などの憩いの散歩道として親しまれています。

 

この3Kmほどの尾根道は里山の景観と、遠くにスカイツリーや横浜の高層ビル、また山吹緑地では丹沢山系、奥多摩、さらに南アルプスなどの景観が楽しめる貴重な散歩道となっています。

 



成瀬台2丁目 成瀬尾根入り口

尾根緑道 シダ群生地

野草園 テーブル・ベンチ

 

風の広場

 

山吹緑地

2014年、第一回町田市景観賞の景観大賞に「成瀬の尾根道」が選ばれました。

尾根や山吹緑地の素晴らしい景観と、そこを守るために「成瀬の自然を守る会」が

地道な清掃、美化活動を継続的に行ってきたことが評価されました。

 

会のシンボル: モミとヤマユリ 画:中渡治孝
会のシンボル: モミとヤマユリ 画:中渡治孝